


前回のコラムでは、
・金利は、信用・担保・期間などで決まること
・期間によって超短期金利・短期金利・長期金利に分けられ、その中でも超短期金利が金利の基準となること
を学びました。
今回は、超短期金利の中でも特に重要な無担保コール翌日物金利について説明します。
超短期金利とは、
借りたお金を翌日返すときのお金のレンタル料
超短期金利にも種類が様々ありますが、その中で特に注目されているのが、無担保コール翌日物金利です。
無担保コール翌日物金利とは、
金融機関同士が、
担保なしで、
1日だけ資金を貸し借りする 金利
この取引は、金融機関だけが参加できる「コール市場」で行われています。
•参加者は信用力が高い
•期間は1日だけで返済不能リスクが極めて小さい
•取引量が大きく、平日は毎日取引がある
こうした理由から、無担保コール翌日物金利は 市場の実勢をもっとも正確に反映する金利になっています。
市場:買いたい人・売りたい人が集まって、
そのときのちょうどいい値段を決める場所
(コール市場は、値段ではなく金利を決める場所)
実勢:真剣勝負の需要と供給のつり合い
無担保コール翌日物金利を決めるのは、コール市場です。
貸す側 :できるだけ高い金利で貸したい
借りる側:できるだけ低い金利で借りたい
この両者の思惑が一致する金利で、取引が成立します。
需要と供給の関係、需要曲線と供給曲線の交点ですね。
・超短期金利は、借りたお金を翌日返す時のレンタル料
・超短期金利の中でも代表的なのが、無担保コール翌日物金利
今回の内容は、普段の生活では聞き慣れない言葉が多く、少し読み進めにくかったかもしれません。
それでも無担保コール翌日物金利を取り上げたのは、次回のテーマである「政策金利」と深く関係しているからです。
金利は、超短期 → 短期 → 長期へと、超短期金利を基準に“積み上がるように”決まっていきます。
超短期金利の中でも無担保コール翌日物金利が注目されているのは、日本銀行が政策金利として、これを誘導する術を持っているからなのです。
次回はいよいよ政策金利とは何か、日銀はどうやって金利を動かすのかについて学んでいきます。