その2 超短期金利

その2 超短期金利

その2 超短期金利

前回のコラムでは、

・金利は、信用・担保・期間などで決まること
・期間によって超短期金利・短期金利・長期金利に分けられ、その中でも超短期金利が金利の基準となること

を学びました。


今回は、超短期金利の中でも特に重要な無担保コール翌日物金利について説明します。


金利シリーズ
その1 金利の決め方
その2 超短期金利
その3 政策金利の仕組み
その4 実際の効果

超短期金利とは

超短期金利とは、
借りたお金を翌日返すときのお金のレンタル料

超短期金利にも種類が様々ありますが、その中で特に注目されているのが、無担保コール翌日物金利です。


無担保コール翌日物金利とは、
  金融機関同士が、
  担保なしで、
  1日だけ資金を貸し借りする 金利


この取引は、金融機関だけが参加できる「コール市場」で行われています。

•参加者は信用力が高い
•期間は1日だけで返済不能リスクが極めて小さい
•取引量が大きく、平日は毎日取引がある

こうした理由から、無担保コール翌日物金利は 市場の実勢をもっとも正確に反映する金利になっています。


市場:買いたい人・売りたい人が集まって、
   そのときのちょうどいい値段を決める場所
 (コール市場は、値段ではなく金利を決める場所)

実勢:真剣勝負の需要と供給のつり合い


無担保コール翌日物レートは誰が決める?

無担保コール翌日物金利を決めるのは、コール市場です。

貸す側 :できるだけ高い金利で貸したい
借りる側:できるだけ低い金利で借りたい


この両者の思惑が一致する金利で、取引が成立します。
需要と供給の関係、需要曲線と供給曲線の交点ですね。


まとめ

・超短期金利は、借りたお金を翌日返す時のレンタル料
・超短期金利の中でも代表的なのが、無担保コール翌日物金利


今回の内容は、普段の生活では聞き慣れない言葉が多く、少し読み進めにくかったかもしれません。
それでも無担保コール翌日物金利を取り上げたのは、次回のテーマである「政策金利」と深く関係しているからです。
金利は、超短期 → 短期 → 長期へと、超短期金利を基準に“積み上がるように”決まっていきます。
超短期金利の中でも無担保コール翌日物金利が注目されているのは、日本銀行が政策金利として、これを誘導する術を持っているからなのです。


次回はいよいよ政策金利とは何か、日銀はどうやって金利を動かすのかについて学んでいきます。